会計ソフト選びでよくある失敗例をもとに、判断基準を整理。
機能比較に頼らない、実務向けの選び方を解説します。

電子帳簿保存法を意識した会計ソフト選び|領収書の扱いを先に決める
電子帳簿保存法で迷う人向けに、領収書・請求書の置き場を先に決める考え方を整理。会計ソフト選びの判断軸と手順をまとめます。

電子帳簿保存法が気になって会計ソフトを探し始めたのに、
気づいたら「結局、領収書どこに置けばいいの…?」で止まる人、多いです。
ここは“ソフトの前に、置き方”を決めると一気に楽になります。
このページで持ち帰れること
電子帳簿保存法を意識するなら、会計ソフト選びは「領収書の置き場」を先に決めた人が勝ちです。
| 決めること | 理由 | おすすめの決め方 |
|---|---|---|
| ① 原本(紙)はどうする? | 紙が残る運用だと、あとで二重管理になりやすい | 「紙は箱で月ごと」「基本は写真/データ」など、ルールを一行で決める |
| ② 写真(スマホ)はどこへ? | カメラロールは数ヶ月で地獄になります | 会計ソフトに取り込む/専用フォルダへ自動保存、どちらかに寄せる |
| ③ PDF/請求書データは? | メール添付・ダウンロードが散らばりやすい | 保存先を固定(例:クラウドの「請求書」フォルダ)+命名ルールを簡単に |
やりがちな小さな失敗:「あとで整理しよう」と思って、写真を撮ったまま放置。1ヶ月後に見返すと、どれが何の領収書か分からなくなります。撮った直後に“置き場へ入れる動き”だけ固定すると迷いません。
混ざると面倒なのは、だいたいこの3パターンです。
| 混ざるもの | 困り方 | 分けるコツ |
|---|---|---|
| 紙と写真 | 同じ領収書を「紙でも保管」「写真でも保管」になりがち | 紙は“例外だけ”残すなど、紙側を軽くする |
| 写真とPDF | どこに何があるか思い出せない | 保存先を1本化(会計ソフト or クラウド) |
| 経費と請求書 | 会計入力とファイル保管が別々で二度手間 | 「入力の起点」を統一(レシート→経費、請求書→売上) |
ポイント:細かいルールを増やすほど守れなくなります。最初は「置き場を1つ」「例外は少なく」くらいが強いです。
| 見るポイント | チェックのしかた | 合わないと起きること |
|---|---|---|
| 証憑(領収書)の管理 | アップロード/紐付けが自然にできる導線か | 入力と保管が分断され、探す時間が増える |
| 検索のしやすさ | 日付・金額・取引先で探せるか | 「あの領収書どこだっけ?」で手が止まる |
| 共有のしやすさ | 税理士/スタッフに見せたい範囲を切れるか | 全部見せることになって気持ちが重くなる |
判断の軸:電子帳簿保存法は“機能”より運用の形が大事です。使う人が「面倒」と感じる導線だと、だいたい続きません。
一言メモ:命名ルールは“賢く”しなくて大丈夫です。後で検索できる情報(年月・相手・金額)が入っていれば十分です。
回答:運用や取引の形で変わります。だからこそ「紙は例外だけ」「紙は月ごとに箱」など、自分が守れるルールに落とすのが現実的です。
回答:不安があるなら、保存先はクラウドにして会計ソフトは“入力の場”にする考え方もあります。大事なのは、二重管理を増やさないことです。