消費税の設定を間違えたかも?|修正の考え方(慌てない順番)

消費税の設定を間違えたかも?|修正の考え方(慌てない順番)

消費税設定ミスは「課税/免税」「税込/税抜」「簡易課税」「税区分の自動判定」で起きやすい。焦って仕訳をいじる前に、影響範囲を確定して安全に修正する順番をまとめました。

消費税の設定を間違えたかも?|修正の考え方(慌てない順番)

「消費税の設定、これ合ってる…?」

気づいた瞬間、心臓がキュッとなりますよね。

でも大丈夫。まずは仕訳を触る前に、影響範囲を確定させるのが先です。

先に結論:慌てない順番はこれ

  1. 「いつから」おかしいか(期間)を決める
  2. 事業の前提(課税/免税、簡易課税など)を確認する
  3. 会計ソフトの税設定(入力方式・税区分)を確認する
  4. 再計算/修正の手段を選ぶ(全体か、部分か)

まずは“どのミス?”を切り分ける

よくある違和感 原因の当たり 最初の確認
税額がやたら大きい/小さい 税込/税抜の取り違え 入力方式(内税/外税)
売上の税区分が混ざる 税区分の自動判定 税区分ルール/初期値
仕入税額控除の見え方が変 課税/免税の前提ズレ 課税事業者の設定
特定の取引だけ税が変 個別仕訳の税区分ミス その仕訳の税区分

ポイント:全体が変なら「設定」、一部だけ変なら「個別仕訳」が当たりになりやすいです。

確認1:「期間」を決める(いつからズレた?)

一番大事なのはここです。

「去年からずっと」なのか、「今月から」なのかで、修正のやり方が変わります。

おすすめの見方

  • 月ごとの税額集計を見て、急に変な月を探す
  • その月の「設定変更履歴」があれば確認
  • 変な月が見つかったら、その前後だけに絞って直す

確認2:事業の前提(課税/免税、簡易課税など)

会計ソフトは、事業の前提が合ってないと、ずっとズレた計算になります。

ここは自分で断定しにくいなら、税理士さんや顧問に確認するのが早いです。

考え方:「前提が違う」のに細かい仕訳を直しても、またズレます。前提→設定→仕訳の順が安全です。

確認3:会計ソフト側の税設定(入力方式と初期値)

設定ポイント ズレた時の見え方 修正の方向
税込/税抜(内税/外税) 税額が大きく変わる 入力方式を揃える
税区分の初期値 自動で違う税区分になる 初期値とルールを見直す
取引先・科目ごとの税区分 特定の科目だけ変 マスター側を直して再発防止

ポイント:「マスター(設定)を直す」→「必要な分だけ直す」の順にすると、後で同じミスが減ります。

修正のやり方は2つだけ(全体か、部分か)

修正には大きく2つの考え方があります。

やり方 向いてる状況 注意点
全体を再計算 設定が根本から違ってた 過去分まで動く可能性がある
必要な取引だけ修正 一部の仕訳だけ税区分が違う 原因(初期値/ルール)も直す

迷ったら:「設定が違うっぽい」なら再計算寄り、「一部だけ」なら部分修正寄りです。

今日やること(安心側の3ステップ)

  1. 変な月を1つ特定(いつから?)
  2. 税込/税抜と税区分の初期値を確認
  3. 原因が設定なら、触る前にバックアップ/エクスポートを取る

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