会計ソフト選びでよくある失敗例をもとに、判断基準を整理。
機能比較に頼らない、実務向けの選び方を解説します。

複数口座・複数カードをまとめたい会計ソフト|管理が散らばる原因
口座やカードが増えて管理が散らばる人向け。二重計上・消込漏れが起きやすい原因と、会計ソフト選びの判断軸、運用が整う手順をまとめます。

口座もカードも増えると、会計のつまずき方が変わります。
入力が大変というより、「どれが正しい残高?」で迷う感じ。
ここは会計ソフトの選び方より先に、散らばる原因を押さえると早いです。
このページで持ち帰れること
複数口座・複数カードの管理で一番効くのは、「この情報を正本にする」を決めることです。
| 正本にするもの | 向いている状況 | 注意点 |
|---|---|---|
| 銀行明細 | 振込が多い/現金の出入りが少ない | カード明細との重複(引き落とし)に注意 |
| カード明細 | 経費の多くがカード決済 | 未確定明細の扱い(タイミングのズレ)に注意 |
| 請求書(入金ベース) | 請求→入金の流れが中心 | 入金消込のルールが必要 |
ポイント:口座が増えるほど「どれを見れば合ってる?」が起きやすいので、確認の起点を決めるだけで落ち着きます。
| パターン | 起きること | 対策の考え方 |
|---|---|---|
| 引き落としの二重計上 | カード利用と銀行引き落としが別取引に見える | カードは「利用」、銀行は「引き落とし」として紐付ける |
| 口座間移動が“経費化” | A口座→B口座の移動を支出として処理してしまう | 口座間移動は「振替」に統一して扱う |
| 未確定明細でズレる | 月末の明細が確定せず、金額が変わる | 「確定したら直す日」を週1で固定する |
小さな失敗あるある:口座間移動が何回もある月に、気づいたら支出が増えたように見えて焦る。実は移動だった…これ、けっこう起きます。
| チェック項目 | チェックのしかた | 合わないと困ること |
|---|---|---|
| 連携できる範囲 | 銀行・カードがちゃんと連携対象に入っているか | 手入力が増えて、結局散らばる |
| 重複の扱い | 引き落としや振替を“取引として整理”できる導線か | 二重計上・漏れが増える |
| 一覧の見やすさ | 口座・カード別に絞り込みできるか | 探す時間が増えて、更新が止まりやすい |
判断の軸:複数管理は「入力の自動化」より、重複と振替が気持ちよく整理できるかが大事です。
メモ:口座やカードは「減らす」より「役割を決める」方が続きやすいです。生活口座、税金用、事業用…みたいに分けた方が楽な人も多いです。
回答:増えるほど管理は難しくなりますが、ルールを決めれば回ります。特に「正本」と「振替の扱い」を固定すると安定します。
回答:「一旦入れて、週1で確定分だけ直す」みたいに、直す日を固定すると気持ちが軽いです。毎日追いかけると疲れやすいです。