決算期を変更したら何が変わる?|会計ソフト側で起きること

決算期を変更したら何が変わる?|会計ソフト側で起きること

決算期変更は「年度/期の区切り」「消費税設定」「期首残高」「レポート期間」「固定資産の償却」に影響が出やすい。会計ソフトでどこが変わるか、確認順と手戻りを減らす考え方をまとめました。

決算期を変更したら何が変わる?|会計ソフト側で起きること

決算期を変えると、帳簿の区切りが変わります。

会計ソフトは「区切り」を基準に動くので、何も知らずに変更するとレポートが急に変わってびっくりします。

ここでは、会計ソフト側で起きやすい変化を、確認順でまとめます。

先に全体像:影響が出やすいのはこの5つ

  1. 年度/期の区切り(レポート期間)
  2. 期首残高(開始時点の数字)
  3. 消費税(課税期間・設定)
  4. 固定資産(償却の期間)
  5. 連携・自動仕訳(期間判定)

会計ソフト側で「何が変わるか」を表で見る

項目 変わり方 最初の確認
レポート 月次/年次の集計期間が変わる 表示期間が新しい期に合っているか
期首残高 新しい期の「スタート数字」が必要 期首残高がズレてないか
消費税 課税期間や端数処理の影響 税区分/課税方式の確認
固定資産 償却の期間配分が変わる 償却月数の計算が変わってないか

イメージ:決算期変更は「カレンダーを切り替える」感じ。日付の見え方が変わるので、集計が変わるのは自然です。

確認1:レポート期間(ここがズレると“全部おかしく見える”)

まずは表示期間です。

決算期を変えた直後、「月次が抜けた」「年次が変」みたいに見えるのは、表示期間が古い設定のままなことがあります。

先にここだけ合わせる

  • 月次レポート:対象月が新しい期に合ってるか
  • 損益:開始月〜終了月が新しい期に合ってるか
  • 残高:期首日(スタート日)が新しい期になってるか

確認2:期首残高(新しい期のスタート地点)

決算期を変えると「新しい期首日」ができます。

ここに入る残高がズレると、損益は合ってるのに貸借が合わない…みたいな事が起きます。

よくあるズレ 起きること 確認の方向
旧期の締めをしてない 期首残高が空/ズレる 旧期の締め・繰越処理の有無
開始日だけ変えて残高を触ってない 数字が引き継がれない 期首残高入力画面の確認

心の声:「どこを直せばいいの…」ってなったら、まず期首残高です。ここがスタート地点なので。

確認3:消費税(課税期間が変わると見え方が変わる)

消費税は、課税期間・端数処理・税込/税抜の設定で見え方が変わります。

決算期変更のタイミングで、税設定も一緒に見直したい場面が出ます。

最低限の確認

  • 課税事業者/免税事業者の設定が合ってるか
  • 税込/税抜の入力方式が混ざってないか
  • 税区分の自動推定が暴れてないか

確認4:固定資産(償却が期にまたがる時)

固定資産は「いつから何ヶ月で償却するか」が肝です。

決算期変更で、償却の配分が変わったように見えることがあります。

状況 起きやすいこと 確認の方向
期の長さが変わる(短い/長い) 当期償却額が変わる 償却月数の計算が合ってるか
取得日が期首付近 月割りがズレる 取得日・償却開始月の確認

考え方:償却は「年1回でピタッ」とは限らないです。期の変更で配分が動くのは珍しくありません。

今日やること(手戻りを減らす順番)

  1. レポートの表示期間を新しい期に合わせる
  2. 期首残高が入っているか確認する
  3. 消費税設定(課税/免税・税区分)を確認する

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