会計ソフト選びでよくある失敗例をもとに、判断基準を整理。
機能比較に頼らない、実務向けの選び方を解説します。

請求書発行もしたい人の会計ソフト選び|会計と請求を混ぜないコツ
請求書発行もしたい人向けに、会計と請求が混ざって崩れる原因を整理。運用が散らばらない判断基準と、導入の順番をまとめます。

「会計ソフトで請求書も作れたら、一つで済むよね」
これ、気持ちはすごく分かるんですけど、混ぜ方を間違えると入力ルールが崩れやすいです。
だから先に“混ぜない線引き”を作ります。
このページで持ち帰れること
| 請求書の状況 | 大事になること | おすすめの考え方 |
|---|---|---|
| 月1〜2通くらい | シンプルに作れて、控えが残る | 会計ソフト側の請求機能で十分なことが多い |
| 毎月10通以上 | 取引先管理・再発行・入金管理が重くなる | 請求機能の使いやすさ(一覧・検索・ステータス)が重要 |
| 案件ごとに明細が複雑 | テンプレ・品目・税区分でミスが出やすい | 会計に合わせるより、請求側の運用を先に固める |
ここだけ覚えてください:会計は「正しく集計」、請求は「相手に伝わる書類」。目的が違うので、同じ画面に押し込むとズレが出やすいです。
| 場面 | 困ること | 先に決めたい線引き |
|---|---|---|
| 取引先情報 | 請求側と会計側で名前/住所がズレる | 取引先の“正本”はどこか(どちらを基準にするか) |
| 入金管理 | 請求書は出したのに、入金消込が漏れる | 入金確認の担当と、消込のタイミングを固定 |
| 税区分・端数 | 請求書の数字と会計の数字が微妙に合わない | 端数処理・消費税の扱いを“どちらに寄せるか”を決める |
小さな失敗あるある:請求書を先に作って、あとで会計入力…のつもりが、忙しい月に入金消込が抜けて残高が合わなくなります。請求が多い人ほど「入金消込のルール」は最初に作るのが安心です。
| 見るポイント | チェックのしかた | 合わないと起きること |
|---|---|---|
| 請求書の作りやすさ | テンプレ・品目・取引先の入力が自然か | 作成が面倒になって“別ツール”が増えやすい |
| 入金ステータス | 未入金/入金済みが一覧で追えるか | 入金漏れが出やすい |
| 会計へのつながり | 請求→売上計上→消込が分断されないか | 二重入力・手戻りが増える |
判断の軸:請求が少ないなら「一つにまとめる」。請求が多いなら「請求側の管理が崩れない」ことを優先。ここで選び方が分かれます。
メモ:「取引先の基準データはどこ?」も、最初に決めるとブレにくいです。片方だけ直して、片方が古い…が一番つらいです。
回答:請求が少なければまとめても運用しやすいです。請求が増えるほど「取引先管理」「未入金の追跡」が重くなるので、そこだけは先に確認した方が安心です。
回答:端数処理や税区分の扱いでズレが出やすいので、「どちらを基準にするか」を最初に決めると落ち着きます。